29日夜遅く、警察官の制服を着

  パキスタン北西部で、刑務所が武装グループに襲撃され、収監されていたイスラム過激派組織のメンバーを含む200人以上が脱走し、警察は、周辺に外出禁止令を出して行方を捜しています。

  パキスタン北西部のデラ・イスマイル・ハーンで、29日夜遅く、警察官の制服を着て、ロケット弾や手投げ弾などで武装したグループが刑務所を襲撃しました。

  地元の警察によりますと、襲撃は、30日未明までおよそ3時間にわたって続き、刑務所の電源設備や建物の壁が破壊され、収監されていた200人以上が脱走したということです。

  パキスタン最大のイスラム過激派組織、「パキスタン・タリバン運動」のスポークスマンは、NHKの電話取材に対し、「収監されているメンバーを逃がすために、刑務所を襲撃した」と述べ、犯行を認めました。