長野県の中央アルプスで連絡が取れなくなっていた韓国人登山者9人

  長野県の中央アルプスで連絡が取れなくなっていた韓国人登山者9人について、警察がこれまでに捜索した結果、遭難した登山者とみられる男性3人が心肺停止の状態で発見された一方、4人の無事が確認され、警察は、残る2人の捜索を進めています。

  長野県の中央アルプス・檜尾岳付近では、29日午後、登山をしていた40代から70代の韓国人20人のグループから救助を求める通報があり、このうち11人は自力で下山するなどして無事が確認されましたが、残りの9人と連絡が取れなくなっていました。

  警察は民間の救助隊員と共に30日朝から捜索を始め、これまでに檜尾岳周辺の登山道で男性3人を発見しました。

  いずれも心肺停止の状態だということです。

  警察は、3人は連絡の取れなくなっている登山者とみて、確認を急いでいます。

  また警察によりますと、30日午前8時半ごろ、捜索隊が檜尾岳の東側の尾根付近でメンバーの韓国人4人が下山しているのを見つけ、無事を確認しました。

  警察は、残る2人の捜索を進めるとともに、すでに下山したメンバーから当時の状況や登山計画などについて詳しく話を聞くことにしています。

  グループは28日、長野県駒ヶ根市から山に入り、山小屋に宿泊したあと、29日朝から宝剣岳に向かっていました。