社民党の福島前党首の後任を選ぶ党首選挙

  社民党の福島前党首の後任を選ぶ党首選挙は、14日、開票作業が行われ、参議院議員の吉田忠智政策審議会長が新しい党首に選出されました。

  社民党の党首選挙は、先の参議院選挙で大敗した責任を取りたいとして辞任した、福島前党首の後任を選ぶもので、先月27日に告示され、東京・豊島区議会議員の石川大我氏と、参議院議員で政策審議会長の吉田忠智氏の2人が立候補しました。

  国会議員と一般党員による投票は、13日までの2日間、各都道府県連合で行われ、14日午前10時から開票作業が行われたあと、党本部で集計されました。

  その結果、投票総数1万2478票のうち、▽吉田氏が9986票、▽石川氏が2239票で、過半数を獲得した吉田氏が社民党の新しい党首に選出されました。

  吉田氏は、当選1回の57歳。

  大分県職員や県議会議員などを経て、平成22年の参議院選挙に比例代表から立候補して初当選し、ことし1月からは党の政策審議会長を務めています。

  吉田氏は記者会見に臨み、「党の改革・刷新を行わなければ、社民党の将来はない。次の国政選挙で議員をいかに増やすかが自分の最大の使命であり、退路を断ち、全身全霊で任務を全うする。まずは、あすから始まる臨時国会で、安倍政権にしっかり対じしていきたい」と述べ、党勢回復に向けた決意を示しました。