将来、たばこを吸うと思う

  香川県と徳島県の主な水源となっている早明浦ダム貯水率が30%程度にまで下がったため、水の供給をさらに減らす第3次取水制限が、19日から始まりました。

  早明浦ダムの第3次取水制限は、平成21年6月以来、4年ぶりです。

  早明浦ダムの上流域では、今月に入ってからの雨の量が、平年のおa

  「将来、たばこを吸うと思う」という児童や生徒は12年前に比べると3分の1以下に減っていることが分かり、文部科学省は「社会全体で分煙や禁煙の意識が高まっていることが背景にあるのではないか」と分析しています。

  これは、文部科学省が小学校5年生から高校3年生を対象に6年に一度行っている調査で分かりました。

  去年12月、全国の7万5000人を対象に、たばこや薬物について尋ねたところ「将来、たばこを吸うと思う」と答えたのは、中学1年生の男子生徒が3.9%、高校3年生の男子生徒が9%など、いずれの学年でも6年前の調査の半分程度、12年前と比べると3分の1や4分の1に減っていることが分かりました。

  覚醒剤など薬物の使用については「絶対に使うべきではない」という回答がいずれの学年でも12年前より3ポイントから10ポイント余り高くなり、8割を超えました。

  文部科学省は「たばこや薬物の害についての教育に力を入れてきたほか、社会全体で分煙や禁煙の意識が高まっていることが背景にあるのではないか」と分析しています。

  また、麻薬に似た幻覚症状や興奮作用があり、若者の間で広がっている「脱法ハーブ」について初めて尋ねたところ、高校生では8割余りが「知っている」と答え、文部科学省は新たな薬物の害についても学校での取り組みを促すことにしています。

  よそ9%にとどまり、今月11日からは水の供給量を香川県向けで35%、徳島県向けで17.1%、それぞれ減らす、第2次取水制限を行ってきました。

  その後も貯水率は下がり続け、四国地方整備局によりますと、貯水率は、19日午前0時の時点で32.2%と、平年より48.2ポイントも低くなっています。

  このため、国と四国4県などで作る「吉野川水系水利用連絡協議会」は、19日午前9時からさらに水の供給量を減らす第3次取水制限を始めました。

  供給量は▽香川県向けで50%、▽徳島県向けで18.9%、それぞれ通常より少なくなっています。

  香川県琴平町にある水資源機構香川用水管理所では、午前9時に、徳島県三好市池田町にある取水工のバルブを職員がボタンで遠隔操作して取水量を減らしました。

  早明浦ダムの第3次取水制限は、平成21年6月以来、4年ぶりです。